「あしたのまち・くらしづくり2014」掲載
あしたのまち・くらしづくり活動賞 振興奨励賞

年齢・立場を超え良い地域づくりに寄与する
埼玉県朝霞市 認定・埼玉県指定特定非営利活動法人メイあさかセンター
団体の成り立ち
 1987年から代表が個人的にしていた活動を、朝霞市民の有志が賛同して、組織的に団体として取り組むこととなりました。やがて高齢者福祉に取り組み、異分野の活動を、ノーマライゼーションと生涯学習の観点から連携してごく自然体で活動して参り27年になります。任意団体からNPO法人になり、さらに認定を加えて埼玉県条例指定NPO法人になっています。
1988年4月 メイ(MYA)文庫発足
2001年11月 法人登記メイあさかセンターと称するようになりました。
2006年5月 国税庁長官認定NPO法人に 以来14年も認定を更新継続
2014年2月 埼玉県条例指定NPO法人に
2014年9月 埼玉県認定NPO法人も認定された

活動の柱立て
1.高齢者・障がい者の支援に係る事業
2.児童の教育環境をよくするためにグローバルな観点からの事業
3.情報発信事業
4.生活改善に関する事業
5.介護保険に関する事業

事業名と取り組み
(1)小さな集い
①月例会
 この前身は、「認知症の方と介護者どうぞ!」で、代表宅で集まったものが、参加者が増えて手狭になって、公民館を会場にし、さらに「もっと集まりたい!」の要望から一軒家を借りて、自由に集える場へと発展しました。
 現在は:第3木曜日に音楽療法※(1)を取り入れてリハビリテーションと仲間づくりとミニデイサービスとリンクしています。90歳を最高齢に元気・元気です。
 集い・リハビリ・学習・知的障がい者と共に共生を学びながら、音楽療法を通じて、唱和し、合奏し、お互い様の社会を構築するささやかな一歩を歩みだしています。
音楽療法※(1)=公益財団法人東京ミュージックボランティア協会インストラクター
②ミニデイサービス(市内に2か所運営)朝霞市高齢者生きがい支援通所事業(介護保険外)(家賃・光熱水費補助)
・本町会場(月曜日~金曜日)
 おばあちゃんが主流で手作りや料理、おしゃべりをにぎにぎしく続けてきました。
 若干認知症の方でも、弊法人のヘルパーさんが介添え了承範囲であれば、代表が認知症の社会参加を推進しているので受け入れてきました。ヘルパーさんが勤務時間(有償ボランティア)を過ぎても、なかなか帰宅せずに「おしゃべり・おしゃべり」です。何よりの場所です。手作りをしおしゃべりをしながらも学習会などには積極的に参加されます。…介護予防の場となっています。
・サテライトサロン(月曜日~金曜日)
 パソコンレッスン・英会話レッスン・足モミ体験・おしゃべり。
 本町会場はおばあちゃんの集うところとなっていったので、全国調査視察を経て、朝霞市にお願いして「おじいちゃんが集いやすいプログラム開発の場」を開設し、東洋大学大学院高橋義平ゼミにお世話になってパソコンレッスンプログラムをスタートさせて以来、多様なプログラムを定着させてきています。
 ここに通うおじいちゃんたちにも社会参加として特技提供しボランティア活動が始まっています。再び東京オリンピックを前に英会話レッスンも熱心です。
 足モミ体験から健康回復し積極的に介護予防に係る姿勢が生まれた高齢者もおり目標に近づいています。
 ミニデイサービス両会場で参加者数延べ2251名 開設日数240日
③療育音楽を楽しむ会 第4土曜日 知的障がい児・者とともに世代を超えて…
 高齢者・障がい者・若者と世代を超えて交流しながら、音楽療法で余暇活動を豊かにし、自ら主体的に運営に参画する練習をここ2年間から始めて効果を出してきています。

(2)絵を通じての友好Friendly Relationship through Picturesマレーシアとの交流
 1987年から、朝霞市を中心にマレーシア各地と「学校教育で描かれた絵画作品をお互いに交換交流する橋わたし役を担って27年になりました。左記のように、「国際友好賞状」各地のサイン入りを保持している方々は、両国で既に、4万5千人にも及びます。
 マレーシアヘ作品を持参し、下記の地へお届けし、展覧会や交換会やワークショップをします。
 さらに、小・中・高校生・教師の人物交換交流にまで発展しています。
 マレーシア各地=ペナン州・ペラ州・サバ州・セランゴール州(3地方教育事務所)・ケダ州
 (1)(2)共に関連して、相互に協力して、高齢者もグローバル化の波に決して遅れてはいません。共に学びながら、がんばって活動に参加して元気です。
 活動のコンセプト「朝霞から世界へ・世界から朝霞へ・生涯学習でいきいきと」を実践しています。